Chapter 03
文 ぶん 学 がく でたどる 日 に 本 ほん

我看日本的文学

● 日 に 本 ほん に 初 はじ めて 住 す んだのは25 歳 さい の 時 とき だった。 当 とう 時 じ 、ぼくのイメージで 描 えが かれた 日 に 本 ほん は 限 かぎ りなく 学 がく 術 じゅつ 的 てき なものだった。そこからすべてと 言 い っ てもいい ぐらい 等 とう 身 しん 大 だい の 体 たい 験 けん や 見 けん 聞 ぶん などを 自 じ 分 ぶん で 記 き 録 ろく しなければならなかった。 幸 さいわ いなことで 文 ぶん 学 がく 少 しょう 年 ねん だったぼくは、それをやりたいと 思 おも った。そして 今 いま も 記 き 録 ろく し 続 つづ けている。

●　刚开始住在日本的时候，我25岁，当时印象中的日本非常学术，凡事都可以由此说起，包括“等身大”的体验与见闻都必须自己做记录。好在我过去是个文学少年，很喜欢这么记录。我今后也会坚持记录。

● 今 こん 日 にち に 至 いた るまで 中 ちゅう 国 ごく の 作 さっ 家 か 先 せん 生 せい たちに 影 えい 響 きょう を 与 あた え 続 つづ けている 日 に 本 ほん 人 じん 作 さっ 家 か たちのうち、 川 かわ 端 ばた 康 やす 成 なり と 村 むら 上 かみ 春 はる 樹 き ほど 対 たい 極 きょく 的 てき な 二人 ふたり も 稀 まれ だろう。この 二人 ふたり が 文 ぶん 学 がく の 巨 きょ 匠 しょう として、それぞれ 異 こと なった 文 ぶん 脈 みゃく の 中 なか で 小 しょう 説 せつ を 書 か いた 間 あいだ 柄 がら だったことを 考 かんが えれば、これは いささか 奇 き 妙 みょう に 思 おも えないでもない。 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく の 層 そう は 厚 あつ いんだね？

●　迄今为止，日本有两位风格截然相反的作家给中国作家们带来了影响。那就是川端康城和村上春树，两位虽然都是文学巨匠，写作风格却大相径庭，这让人觉得奇妙。日本文学的底子很厚吧？

● 谷 たに 崎 ざき 潤 じゅん 一 いち 郎 ろう 『 細 ささめ 雪 ゆき 』がいくつかの 中 ちゅう 国 ごく 語 ご 版 ばん で 翻 ほん 訳 やく され、 多 おお くの 中 ちゅう 国 ごく 人 じん 読 どく 者 しゃ を 持 も っている。その 大 おお きな 理 り 由 ゆう の 一 ひと つは 翻 ほん 訳 やく し やすい 文 ぶん 体 たい にあるというから 興 きょう 味 み 深 ぶか いものだ。いわば 非 ひ 日 に 本 ほん 語 ご 的 てき な 表 ひょう 現 げん が 目立 めだ って いるかもしれない。 同 おな じような 傾 けい 向 こう は 村 むら 上 かみ 春 はる 樹 き にもあるが、どう 生 い か されるのか、 読 よ むことの 楽 たの しさだ。

●　谷崎润一郎的《细雪》已有好几种汉语译本，中国的读者也很多。其中最大的理由是其文体翻译起来比较容易，这很有趣。说起来，这也许是因为该书非日语的表达比较突出。村上春树也出现了同样的倾向，他的书的译本会是什么样子？这就是读村上的书的乐趣。

● 中 ちゅう 国 ごく 語 ご 訳 やく の 数 かず だけで 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく の 人 にん 気 き について 何 なに か 言 い える わけではない が、 海 かい 外 がい 文 ぶん 学 がく の 影 えい 響 きょう に 少 すこ し 興 きょう 味 み を 抱 いだ く 者 もの なら、 従 じゅう 来 らい の 流 なが れがちょっと 変 か わってきたのではないかと 疑 うたが う だろう。というのは 現 げん 代 だい 社 しゃ 会 かい において 、 文学 ぶんがく の 読 よ み 込 こ み として 多 おお くの 関 かん 心 しん を 集 あつ めたのは 書 しょ 籍 せき ではなく 圧 あっ 倒 とう 的 てき に インターネット だったからだ。

●　我不想用汉语译本的多少来评论日本文学的人气，对外国文学的影响稍有兴趣的人，也许会发现其潮流有所变化。因为对当代社会的阅读文学，大部分的关注都是从网络而来的，而非书籍。

●　よく 考 かんが えてみれば 社会 しゃかい に「 想像 そうぞう 」を 与 あた える 装 そう 置 ち としての 文 ぶん 学 がく と、この 世 よ の 法 ほう 則 そく や 真 しん 実 じつ を 追 つい 究 きゅう する「 文学 ぶんがく 」という、 文 ぶん 学 がく が 持 も つ 二 ふた つの 顔 かお が 乖 かい 離 り する。 言 い い 換 か えれば、 フィクション か ノンフィクション か。これは 程 てい 度 ど の 差 さ こそ あれ、 社 しゃ 会 かい に 文 ぶん 学 がく が コミット する 場 ば 合 あい 、 二 ふた つの 構 こう 図 ず を 単 たん 純 じゅん 化 か してしまうのではないのか。

●　仔细想想，文学是给予社会“想象”的一种装置。它还有另外一副面孔，就是追究世上的法则与真实。换个方式说，其实就是虚构与非虚构文本的意思。文学的两张面孔虽然有程度上的差别，但作为深入社会的文学，这两张面孔从构图上看，是否过于简单化了？

● 中 ちゅう 国 ごく で 文 ぶん 藝 げい 作 さく 品 ひん を 出 しゅっ 版 ぱん する 場 ば 合 あい において 若 わか い 編 へん 集 しゅう 者 しゃ を 評 ひょう 価 か するときに 最 さい 優 ゆう 先 せん の 基 き 準 じゅん は「 作家先生 さっかせんせい の 原稿 げんこう を 得 う/え ることによって 文学 ぶんがく の 成 な り 立 た ちについての 理 り 解 かい が 深 ふか まるかどうか」ということだそうだ。 いわくデジタル の 時 じ 代 だい になった としても 、 文 ぶん 学 がく はやっぱり 原 げん 点 てん に 戻 もど らなければならないというから 納 なっ 得 とく 感 かん があるね。

●　据说，在中国，出版文艺作品时，评价年轻编辑最重要的标准，就是“能否理解只有拿到作家的稿件才能使文学得以成立”。现在尽管已经进入了电子数据的时代，但文学必须返回最初的出发点，这是有说服力的。

● 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく をやっていると、 華々 はなばな しさ を 感 かん じることがある。しかしその 一方 いっぽう 、 日 に 本 ほん で 中 ちゅう 国 ごく 文 ぶん 学 がく を 専 せん 門 もん にするとたいへん 地 じ 味 み な 感 かん 覚 かく で 周 しゅう 囲 い から 見 み られる。このように 思 おも われるのは 僕 ぼく ではなくそれに 関 かか わる 知 ち 人 じん の 学 がく 者 しゃ たちだ。 日 に 本 ほん だろうと 中 ちゅう 国 ごく だろうと 変 か わりはないが、 一抹 いちまつ の 寂 さび しさを 覚 おぼ えるのも 人 にん 情 じょう だろうな。

●　研究日本文学，有时觉得它挺华丽的。不过，在日本研究中国文学，周围人会觉得这不起眼。有这种感觉的人不止我一个，不少熟人学者也这么觉得。无论是日本还是中国，这些都不会发生变化，但有时觉得有点儿寂寞，大概也是人之常情吧。

● イシグロ 氏 し の 文 ぶん 学 がく は 早 はや い 時期 じき から 中 ちゅう 国 ごく でも 注 ちゅう 目 もく される ようになった ということは、ある 意味 いみ において 世 せ 界 かい 文 ぶん 学 がく の 象 しょう 徴 ちょう だ。 とりわけ 自 じ 由 ゆう 存 ぞん 分 ぶん に 至 いた っていない 表 ひょう 現 げん の 空 くう 間 かん で 越 えっ 境 きょう する 文 ぶん 学 がく を 通 つう じて、 いかに して 自 じ 己 こ 表 ひょう 現 げん を 完 かん 成 せい することができるのか、 移 い 民 みん 文 ぶん 学 がく という ジャンル の 中 なか から 大 おお きな 示唆 しさ を 得 え ることになる。

●　在中国，石黑一雄的文学很早就受人关注了，在某种意义上说，这也是世界文学的一个象征。在并非自由的表达空间内，通过越境文学如何完成自我表达，从移民文学的领域是可以获得大量启示的。

● 中 ちゅう 国 ごく の 読 どく 者 しゃ たちにとって、いまの 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく は 昔 むかし のように 関 かん 連 れん する 知 ち 識 しき を 持 も った 人 ひと に しか 読 よ め ない 難 むずか しい 読 よみ 物 もの ではなく、 普 ふ 通 つう の 人 ひと が 簡 かん 単 たん に 理 り 解 かい することができるようになった。その 背 はい 景 けい の 一 ひと つは 豊 ゆた かな 社 しゃ 会 かい の 出 しゅつ 現 げん に 伴 ともな って 、 中 ちゅう 国 ごく の 大 だい 都 と 会 かい の 生 せい 活 かつ 水 すい 準 じゅん が 限 かぎ りなく 日 に 本 ほん に 近 ちか づいてきた。 読 どく 者 しゃ たちも 大 だい 都 と 会 かい に 集 しゅう 中 ちゅう している。

●　对中国读者来说，现在的日本文学再也不是过去相关知识分子才读的晦涩读物，而是普通人都能轻松理解的东西。这个背景之一是随着富裕社会的出现，中国大城市的生活水准已无限接近了日本，而且大部分读者都集中于大城市。

● 最 さい 近 きん もっとも 知 し られた 日 に 本 ほん の 詩 し 人 じん は 金 かね 子 こ みすゞさんだ。 大 たい 正 しょう 時 じ 代 だい から 昭 しょう 和 わ 時 じ 代 だい 初 しょ 期 き にかけて 活 かつ 躍 やく した 童 どう 謡 よう 詩 し 人 じん で、 中 ちゅう 国 ごく の 文 ぶん 学 がく 界 かい がその 美 うつく しい 文 ぶん 体 たい を 絶 ぜっ 賛 さん 。 何 なん の 気 き なしに 読 よ み 始 はじ めた 日 に 本 ほん の 文 ぶん 学 がく に 気 き が 付 つ けば、 中 ちゅう 国 ごく の 読 どく 者 しゃ たちに 鮮 せん 烈 れつ な 衝 しょう 撃 げき を 与 あた えた 人 にん 気 き 作 さく だ。 文学 ぶんがく の 力 ちから だな。

●　最近，日本诗人金子美铃广为人知，她是活跃于大正时代到昭和时代的童谣诗人，中国文学界也高度评价了她的美丽的文体。我发现自己随手读过的日本文学作品，竟已成了给中国读者带去强烈冲击的人气作品。这就是文学的力量。

● 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく は 何 なん のために 読 よ まれていくのか、「 表 ひょう 現 げん 論 ろん の ノーハウ を つかみ たい」とか、「 今 いま までにない 表 ひょう 現 げん で 世 よ の 中 なか に 言 い ってやりたい」という 表 ひょう 面 めん 上 じょう の 目 もく 的 てき が あっての ことだろうか。その 答 こた えは 違 ちが う 気 き がする。おそらくそれこそ 自 じ 分 ぶん の 想 そう 像 ぞう 力 りょく を 豊 ゆた かにしたいとのことであろう。それだけだと 思 おも っている。

●　为什么要阅读日本文学？是因为“想掌握表达的方法”，以及“以至今从未用过的表达对世间言说”这些肤浅的目的吗？我觉得哪个答案都不对。想让自己的想象力丰富起来，这才是阅读日本文学的理由。

● 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく は 読 よ んでいるときも 楽 たの しいし、 読 よ んだものが 後 あと で 若者 わかもの たちとの おしゃべり の 話 わ 題 だい になるとさらに 嬉 うれ しい。ひとりの 読 どく 書 しょ から 解 かい 放 ほう されながら、 深 ふか 読 よ み を 学 まな ぶことができるからだ。 意 い 見 けん を 同 おな じくする 場 ば 合 あい であっても、できればみんな 異 こと なっているほうがいい。 多 た 様 よう 化 か という 言 こと 葉 ば には 響 ひび き がある。

●　阅读日本文学很愉快，尤其是读过之后，将其作为一个话题跟年轻朋友一起聊天更加快乐。这可以把一个人从独自阅读中解放出来，同时也能使其深度阅读。即便有时大家的意见都一样，但如果可能的话，还是发表不同的意见更好。“多样化”这个词有反响。

● 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく は 中 ちゅう 国 ごく の 若 わか 者 もの たちにとって 個 こ 性 せい 豊 ゆた かなものに 見 み える はずだ 。 無 む 論 ろん そうであってほしい。 少 すく なくとも 僕 ぼく のまわりにいる 文 ぶん 学 がく 愛 あい 好 こう 者 しゃ の 間 あいだ では 大 だい 多 た 数 すう の 意 い 見 けん だ。 例 たと えば 人 にん 気 き のある 小 こ 松 まつ 左 さ 京 きょう 著 ちょ 『 日 に 本 ほん 沈 ちん 没 ぼつ 』に 突 つ き 進 すす む とその 読 どく 者 しゃ たちが 群 むら がって いるところから 東 ひがし 野 の 圭 けい 吾 ご の 名 な 前 まえ が 聞 き こえてくる。 違 ちが うジャンルだが。

●　日本文学作品对中国年轻人来说，很多都颇具个性。当然，希望是这样，至少在我周围的文学爱好者当中，大多数人持有这样的意见。比如，人气很高的小松左京的《日本沉没》就聚集了很多读者，从这些读者中很多时候也能听到来自不同领域的作家——东野圭吾的名字。

● 中 ちゅう 国 ごく の 若 わか 者 もの たちにひろく 読 よ まれている 日 にほん 本の 小 しょう 説 せつ は、なぜか 哀 かな しみに 彩 いろど ら れている。なんとなくそう 感 かん じた。 現 げん 実 じつ の 厳 きび しさに 我 が 慢 まん がならなかったせいか、 生 せい 活 かつ への 嫌 けん 悪 お ですら うずうず と 現 あらわ れてくる。 海 かい 外 がい 文 ぶん 学 がく という カテゴリー の 中 なか には 珍 めずら しく、 もしかしたら 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく だけが 異 い 彩 さい を 放 はな って いるかもしれない。

●　在中国年轻人当中被广泛阅读的日本小说里，也不知为何，总是有一种淡淡的哀愁。这或许是源于对严酷现实无法忍耐，致使对生活产生了厌恶。在外国文学这一范畴当中，这种倾向比较少见，也许是因为仅有日本文学在这方面大放了异彩。

● 中 ちゅう 国 ごく における 高 たか い 人 にん 気 き を 誇 ほこ る 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく には 一 ひと つの 共 きょう 通 つう 点 てん がある。それは 現 げん 実 じつ のできごとを そのまま 描 えが くのではなく 別 べつ のものに 置 お き 換 か える 、つまり、 ファンタジー か 寓 ぐう 話 わ に 変 か えてしまうところにある。 時 とき としてわかり にくい ものであれ ば ある ほど 妙 みょう に 読 よ まれていく。 あたかも 現 げん 実 じつ に 引 ひ き 戻 もど す ことができない ようだ 。

●　在中国，人气高的日本文学有一个共同点，那就是不按原样描写现实，而是置换成其他，要么是传奇悬疑，要么是童话寓言。有时，作品越是晦涩难懂，越是有人爱读，犹如已经无法再返回现实一样。

● 日 に 本 ほん では 中 ちゅう 国 ごく のように 若 わか い 読 どく 者 しゃ たちが 好 こう 奇 き 心 しん を 満 み たすために 相 あい 手 て 国 こく の 文 ぶん 学 がく を 読 よ み 込 こ んでいる 状 じょう 況 きょう にはまだいたっていない。 大 おお 型 がた 書 しょ 店 てん を みて 回 まわ って も 中 ちゅう 国 ごく 文 ぶん 学 がく の 少 すく なさに 驚 おどろ いたことがある。 大 だい 学 がく 図 と 書 しょ 館 かん の 蔵 ぞう 書 しょ が オンライン で 検 けん 索 さく できるが、その 数 かず も 限 かぎ られている。 中 ちゅう 国 ごく における 日 にほん 本 文 ぶん 学 がく の 量 りょう に 比 くら べれば 雲 うん 泥 でい の 差 さ だ。

●　日本不像中国，很少有为了满足好奇心而阅读其他国家文学的年轻人。到大型书店逛，我常常为中国文学（作品）之缺席而惊奇，即便是网上查阅大学图书馆的藏书，其数量也并不丰富。这与中国接受日本文学作品的数量相比，完全是天壤之别。

● 文 ぶん 学 がく の 中 なか には 古 こ 典 てん というものがある。 りっぱ な 国 くに のりっぱな 人 ひと たちは、みな 自 じ 国 こく の 古 こ 典 てん について 深 ふか い 理 り 解 かい と 誇 ほこ りを 持 も っている。 ロシア でも、 イギリス でも フランス でも、 日 に 本 ほん でも 中 ちゅう 国 ごく でも、 古 こ 典 てん はたいへん 尊 そん 敬 けい されている。ただ、 古 こ 典 てん の 味 あじ がわかってくる 時 じ 期 き は 多 た 少 しょう 人 じん 生 せい の 経 けい 験 けん を 積 つ まなければならない 気 き がする。

●　文学中有古典文学。一个出色的国家的出色的人群都会对自己国家的古典文学有很深的理解。俄罗斯是这样，英国与法国、日本与中国都是这样，历来尊重古典文学。不过，我感觉要真正理解古典文学，恐怕还需要积累人生的经验。

● 日 に 本 ほん 文 ぶん 学 がく については、いま 単 たん に 作 さく 品 ひん を 中 ちゅう 国 ごく に 輸 ゆ 出 しゅつ するだけでは、おそらくそのおもしろさが 半 はん 減 げん してしまうのだろう。ソーシャルメディアである 種 しゅ の 二 に 次 じ 話 わ 題 だい 性 せい 、つまり 読 どく 者 しゃ 市 し 場 じょう で 登 とう 場 じょう 人 じん 物 ぶつ や 設定 せってい を 用 もち いて 原作 げんさく のそれを 少 すこ しずつ 変 へん 型 けい しながら 消 しょう 費 ひ を 行 おこな うことになる。このような 現 げん 象 しょう を 支 ささ える コンテンツ が 強 つよ い。

●　关于日本文学，单单把作品看成是对中国的出口，其有趣的意义估计要减半。因为有关消费要通过社交媒体的再编辑创作，也就是读者市场把原著的主人公以及设定进行加工，使其形态产生变化。这种现象对原著内容有很强的依靠性。

● 中 ちゅう 国 ごく の 読 どく 者 しゃ 市 し 場 じょう における 日 に 本 ほん マンガ や 文 ぶん 学 がく の 浸 しん 透 とう を 可 か 能 のう にしたのは、 若 わか い 新 しん 鋭 えい 作 さっ 家 か がもつ 野 や 心 しん 的 てき な 二 に 次 じ 創 そう 作 さく の 試 こころ み だと 思 おも われる。 現 げん 実 じつ の 社 しゃ 会 かい に 対 たい する 切 き り 込 こ んだ 表 ひょう 現 げん 手 しゅ 法 ほう というものは 中 ちゅう 国 ごく の 文 ぶん 脈 みゃく に 置 お き 換 か えられ、 特 とく 有 ゆう の 物 もの 語 がたり の 筋 すじ 立 だ て を 通 つう じ、 若 わか い 世 せ 代 だい の 中 なか で 人 にん 気 き キャラクター を 意 い 識 しき した 役 やく 柄 がら を 与 あた えられている。

●　日本漫画与文学之所以能进入中国的读者市场，跟一批新锐作家有野心的二次创作有关系。大家采用与现实社会对接的方法，把所有的脉络置换成中国的，建构故事的框架，然后启用受年轻人欢迎的人气角色，如此而已。