やめたいと思うのにやめられない
泥水をかき回すように
何度も何度も心をかき回して
濁りきった心をかかえて部屋を出た
山に雪が残っていた
空に太陽が輝いていた
電線に鳥がとまっていた
道に犬を散歩させる人がいた
いつもの景色を眺めて歩いた
泥がだんだん沈殿していって
心が少しずつ透き通ってきて
世界がはっきり見えてきて
その美しさにびっくりする I1Fx28lC5nltKLfIqzHbPwSy9obhuOZZ0mLJbB6b/o8TL2p7YCcRGad4AEW85GMw