(武田泰淳『武田泰淳全集 第16巻』 筑摩書房による)
問1「 この原則 」とは、筆者のどのような態度を指すか。
問2「 よくないと思う 」とあるが、筆者は何がよくないと思っているか。
解题 問1「 この原則 」とは、筆者のどのような態度を指すか。
难度:★★★★★
方法
第一种方法:先看文章
本题考查的是指示代词。
根据准则“重顺序,就近找”和“中心点,前后处”,指示代词所指代的内容通常在下画线句子的前面,但不在状语从句里。
根据准则可以判断出带下画线的句子前面的「正しい見解を主張するのが、 批評の厳格さ であろうが、なかなかこの原則」是重点句。符合重点句表述的是选项2。
明解 1×
芸術作品の批評をする時、少しでも美点を見つけようと努力する態度
1.找关键词
「美点を見つけようと努力する」
2.确认搭配
文章中的搭配是「少しでも 美点を発見するように努力すれば 、 たいがいはほめられる 」,选项中的搭配是「少しでも 美点を見つけようと努力する 態度 」,搭配错误。
2○
芸術作品の価値を見極めるため、批評を行う際の厳しさを失わない態度
1.找关键词
「批評」
2.确认搭配
文章中的搭配是「たとえひとを傷つけても、正しい見解を主張するのが、 批評 の 厳格さ であろうが、なかなかこの原則が守れない」,选项中的搭配是「 批評 を行う際の 厳しさ を失わない態度」,搭配正确,并且离带下画线的句子最近,符合 “重顺序,就近找”的准则。
3×
芸術作品の批評をする時、作品だけでなく芸術家を決して傷つけない態度
1.找关键词
「批評」
2.确认搭配
文章中的搭配是「たとえひとを傷つけても、正しい見解を主張するのが、 批評 の 厳格さ であろうが」,选项中的搭配是「作品だけでなく芸術家を 決して傷つけない 態度」,搭配错误。
4×
芸術作品の真の価値にかかわらず、常に厳しい批評や主張で攻撃する態度
1.找关键词
「攻撃」
2.确认搭配
文章中的搭配是「やっつけてやろうと、 攻撃 だけを心がけるのも、 実に狭いやり方 であるが」,选项中的搭配是「 常に厳しい批評や主張で 攻撃 する態度」,搭配错误。
解题 問2「 よくないと思う 」とあるが、筆者は何がよくないと思っているか。
难度:★★★★
方法
第一种方法:先看文章
本题考查的是指示代词。
根据准则“重顺序,就近找”和“中心点,前后处”,指示代词所指代的内容通常在带下画线的句子的前面,但不在状语从句里。
首先,离带下画线的句子前面最近的关键词是「あたりさわりのないように(注1)というのも、よくないと思う」,根据准则“有注释,一定读”,再看注释的解释是「無難に」,大致浏览4个选项后没有找到相近的词。
其次,根据准则“中心点,前后处”和“重点词,出答案”,可判断出带下画线的句子后面的「よくないと思う。 私は 時によると、かつて自分の作品を非難した仲間の作品に対して、ことさら 甘い点をつける ことがある」是重点句。符合重点句表述的是选项1。
明解 1○
厳密な評価ではなく、甘めの評価を示すこと
1.找关键词
「甘めの評価」
2.确认搭配
文章中的搭配是「私は時によると、かつて自分の作品を非難した仲間の作品に対して、ことさら 甘い点をつける ことがある 」,选项中的搭配是「 厳密な評価ではなく 、 甘めの評価 を 示す 」,搭配正确。文章中后面还有相近的词「 寛大 な態度」,符合 “有重复,需注意”的准则。
2×
批判されたことがある相手の作品を攻撃すること
1.找关键词
「攻撃」
2.确认搭配
文章中的搭配是关键词后面的「 攻撃 だけを心がけるのも、 実に狭いやり方 であるが」,选项中的搭配是「 批判されたことがある相手の作品 を 攻撃 する」,搭配错误,并且违反了 “重顺序,就近找”的准则。
3×
批評において、常に正しいと思う見解を伝えること
1.找关键词
「正しいと思う見解」
2.确认搭配
文章中的搭配是「 正しい見解 を 主張する のが、 批評の厳格さ であろうが」,选项中的搭配是「 正しいと思う見解 を 伝える 」,搭配正确。但是选项内容离问题中的带下画线的部分较远,违反了 “重顺序,就近找”的准则。
4×
厳しい評価によって、自分の能力の高さを証明すること
1.找关键词
「証明」
2.确认搭配
文章中的搭配是「つまり 自分の心のひろさ を証明 したいためであり」,选项中的搭配是「自分の 能力の高さ を 証明 」,搭配错误。
连接答案,总结主旨
问1
问题
「 この原則 」とは、筆者のどのような態度を指すか。
所说的“这个原则”,作者指的是什么样的态度?
答案
芸術作品の価値を見極めるため、批評を行う際の厳しさを失わない態度
为了看清艺术作品的价值,在进行批评时不失严格的态度
问2
问题
「 よくないと思う 」とあるが、筆者は何がよくないと思っているか。
文中提到“我认为不好”,作者认为什么不好?
答案
厳密な評価ではなく、甘めの評価を示すこと
不是严格的评价,而是宽松的评价
文章具体分析
私 には、ひとをほめるクセがある。
我有一个喜欢表扬别人的毛病。
「ひと」 というのは 、 芸 術 家 諸 君 の ことだ。
~というのは~ことだ。
“别人”指的是诸位艺术家。
これは、 私 の 心 がひろいからではなく、せまいからである。
这不是因为我的心胸宽广,而是因为心胸狭隘。
どうしても、ほめられない 相 手 もあるが、 少 しでも 美 点 を 発 見 するように 努 力 すれば、たいがいはほめられる。
虽然有一些艺术家实在无法表扬,但是如果稍微努力去发现他们的优点的话,大致也都能表扬。
たとえひとを 傷 つけても、 正 しい 見 解 を 主 張 するのが、 批 評 の 厳 格 さであろうが、 なかなか この 原 則 が 守 れ ない 。
なかなか~ない
即使会伤害他们,但是主张正确的见解就是评价的严格性,可是我总是坚守不住这个原则。
守 れないというのは、 私 の 心 が 狭 い、 弱 いからであろう。
无法坚守是由于我的心胸狭隘和内心懦弱的缘故吧。
やっつけて やろうと 、 攻 撃 だけを 心 がけるのも、 実 に 狭 いやり 方 であるが、 万 事 ホドホドに、あたりさわりのないようにというのも、よくないと 思 う。
やろうと
「やる」 「と」 will。“非得整整你不可”,如此这般地只是想着攻击对方,的确是狭隘的做法,但是万事适可而止,以免给自己带来不便,我认为这样也不好。
私 は 時 によると、かつて 自 分 の 作 品 を 非 難 した 仲 間 の 作 品 に 対 して、ことさら 甘 い 点 をつける ことがある 。
することがある
对曾指责过自己作品的同行的作品,我有时仍会给予特别宽容的评价。
これは、 自 分 をやっつけた 相 手 に 対 しても、 寛 大 な 態 度 を 示 したい、つまり 自 分 の 心 のひろさを 証 明 したいためであり、 結 局 は 心 のひろさではなくて、 心 のせまさを 暴 露 している ことになる 。
~ことになる
这是想对那些曾经找过自己麻烦的人表示宽容的态度,也就是说是为了证明自己心胸宽广,但是结果却并没有展现自己心胸的宽广,反而暴露了自己心胸的狭隘。
译文
我有一个喜欢表扬别人的毛病。“别人”指的是诸位艺术家。这不是因为我的心胸宽广,而是因为心胸狭隘。虽然有一些艺术家实在无法表扬,但是如果稍微努力去发现他们的优点的话,大致也都能表扬。即使会伤害他们,但是主张正确的见解就是评价的严格性,可是我总是坚守不住这个原则。无法坚守是由于我的心胸狭隘和内心懦弱的缘故吧。“非得整整你不可”,如此这般地只是想着攻击对方,的确是狭隘的做法,但是万事适可而止,以免给自己带来不便,我认为这样也不好。对曾指责过自己作品的同行的作品,我有时仍会给予特别宽容的评价。这是想对那些曾经找过自己麻烦的人表示宽容的态度,也就是说是为了证明自己心胸宽广,但是结果却并没有展现自己心胸的宽广,反而暴露了自己心胸的狭隘。
作者简介
武 田 泰 淳
1912年生まれ。日本の小説家。第一次戦後派作家として活躍。主な作品に『司馬遷』 『蝮のすゑ』 『風媒花』 『ひかりごけ』 『富士』 『快楽』など。