书名:迪士尼大电影中日双语阅读·超能陆战队(日汉对照)
作者:【美国】美国迪士尼公司
出版社:华东理工大学出版社
出版时间:2016-05-10
ISBN:9787562845379
本书由华东理工大学出版社有限公司授权掌阅科技电子版制作与发行
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こんにちは。ワタシは、ベイマックス。
あなたの 心 とカラダを 守 ります。
你好,我是大白,守护您的身心健康。
3 歳 の 時 に 両 親 を 亡 くし、 兄 のタダシといっしょに、キャスおばさんに 育 てられる。
高 校 を13 歳 で 卒 業 するが、 目 標 が 見 つからず、 大 学 にも 進 まないでいる。
だが、だれよりもロボットを 作 るのが 得 意 。
三岁时父母双亡,和哥哥滨田泰迪由卡斯阿姨抚养长大。
13岁高中毕业后,他找不到人生的目标,没有去大学就读。
不过,他制作机器人的能力无人能及。
ヒロの 兄 であるタダシが 作 ったケア・ロボット。 人 を 癒 やすための、いろいろなちりょう 方 法 をもつ。ふわふわのからだでよちよち 歩 き。
小宏的哥哥滨田泰迪制作的医疗机器人,精通各种治疗方法。他拥有胖嘟嘟、软乎乎的身体,走起路来憨态可掬。
だれよりも 元 気 。ずけずけはっきりものをいう。とくしゅな 自 転 車 など、うごくものをあやつるのが 得 意 。
精力超群,说话直率,擅长操控特制的自行车等运动的物体。
天 才 的 な 機 械 マニア。 見 た 目 はワイルドだが、ルールや、 決 まりを 守 るきちょうめんな 性 格 。
热衷于机械,极具天分。外表粗犷,性格却是一丝不苟、严守规则。
ファッションセンスがばつぐんで、 化 学 の 分 野 が 得 意 。 頭 の 回 転 が 速 い。カメラの 腕 はプロ 並 み。
具有过人的时尚感,擅长化学,思维敏捷,摄影技术非常专业。
大 学 生 でもないのに、 大 学 の 研 究 室 に 出 入 りしている。 実 は、アニメと 漫 画 オタク。
虽然不是大学生,却自由进出大学的实验室。其实,他是个动漫宅。
歌 舞 伎 の 仮 面 をつけた 黒 い 服 の 男 。 正 体 不 明 であるが、ヒロのマイクロボットをあやつる。
戴着歌舞伎的面具、身穿黑衣的男人,身份不明,操控小宏的微型机器人。
ここは、サンフランソウキョウという 都 市 だ。
うす 暗 いレンガの 通 路 を 少 年 が 歩 いている。
名 前 はヒロ。十四 歳 。 小 さなロボットをかかえ、 倉 庫 に 入 っていく。
中 では、 自 分 のロボットを 戦 わせ、 勝 てば 賞 金 を 手 にできる、‘ロボット・ファイト’が 行 われていた。
大 勢 が、 試 合 を 見 ている。リングでは、ひとりの 大 男 、ヤマが、つぎつぎと 対 戦 相 手 を 負 かしていた。ヤマは 負 け 知 らずで、すでに 大 金 をかせいでいた。
‘ヤーマ!ヤーマ!’
リングの 周 りで、 男 たちが 叫 んでいる。
ヤマのロボットには、 片 手 にかぎ 爪 、 片 手 に 回 転 式 ノコギリがついている。どんなロボットが 対 戦 相 手 だろうと、あっというまに、めった 切 りにしてしまう。 負 けたロボットが、リングのそばで 山 積 みになっていた。
ヒロが 会 場 に 入 ってきた 時 も、 相 手 のロボットをこなごなにして、 賞 金 を 手 にしたところだった。
ヤマはじまんたっぷりに、 大 声 で 叫 んだ。
‘さあ、 次 に 戦 うやつはだれだ?おれのリトル・ヤマと、リングで 一 戦 やろうって、 肝 っ 玉 のすわったやつはいないのか?’
みんな 全 戦 全 勝 のヤマにおそれをなして、だれも 手 をあげない。あとずさりするものばかりだ。
‘ふん。つまんねえな。なあ、リトル・ヤマ。’
ヤマは、 自 分 のロボット、リトル・ヤマの 背 中 をぽんとたたいた。
その 時 、 人 だかりの 中 から 声 があがった。
‘ねえ、ぼく、やってみてもいいかな? 自 分 で 作 ったロボットがあるんだ。’
全 員 が、 声 のするほうをいっせいに 注 目 する。そこにいた 少 年 を 見 て、ヤマは 大 笑 い。
すると、 審 判 の 男 がいった。
‘それはいいが、 出 場 するには、 金 が 必 要 なんだぞ! 金 はあるのか?’
ヒロは、ポケットから 金 を 出 した。
‘ほら、これでできる?’
ヤマは、 目 の 前 にいる 小 さな 少 年 を 見 ていった。
‘ちっこいの、てめえの 名 前 はなんだ?’
‘ヒロ・ハマダ。’
すると、 見 ていたものたちが、つぎつぎとふたりの 戦 いに 金 をかけはじめた。
ヒロは、ヤマのロボットよりも、うんと 小 さなロボットを 持 ちあげ、リング 上 に 置 いた。
‘ふん、また、ひともうけ、してやるぜ。’
ヤマは 自 信 たっぷりに、リトル・ヤマをリングの 反 対 がわに 置 く。
戦 い 開 始 の 合 図 がでたとたん、あっというまに、リトル・ヤマは、ヒロのロボットを 投 げとばした。いっしゅんのうちに、ヒロのロボットは、はねとばされて 負 けてしまった。
ヤマは、せせら 笑 いしながら、 勝者 勝者 のもらう 金 を 受 けとり、ほこらしげにしている。ヒロは、 自 分 のロボットをだきかかえていった。
‘ねえ、 今 回 がはじめてだったんだ。もう 一 度 、 戦 わせてよ。’
ヤマは、あきれた 顔 をしてヒロにいった。
‘こりないやつだな。あっさり 負 けをみとめたほうが 身 のためだ!それに、 戦 うには、また 金 が 必 要 なんだぞ。’
ヒロは 輪 ゴムでとめた 札 を 出 した。ふたたびゲームの 始 まりだ。ヤマはみんなに 聞 こえるようにいった。
‘ぶっつぶしてやる!’
ヒロの 目 つきが 変 わった。 自 分 のロボットを‘ファイト・モード’に 切 りかえた。ヒロのロボットの 顔 が 回 転 し、こわい 顔 つきになった。
すると、リトル・ヤマは、すばやいうごきでヒロのロボットにとっしんし、 両 手 の 武 器 でヒロのロボットをばらばらにした。
見 ていた 連 中 は、 大 声 でさわぎ、ヤマは、 勝 ったと 思 いこみ、にやりと 笑 った。その時、ヒロがリモコンのハンドルをうごかした。
ヒロの 小 さなロボットは、 元 にもどり、ヒロの 命 令 で、リトル・ヤマにおそいかかった。
今 度 のヒロのロボットは、 何 度 切 っても、また 元 にもどる。ぎゃくに、 攻 撃 されたリトル・ヤマが、こなごなになった。
ヒロのロボットは 勝 利 し、ぎこちなくおじぎをした。ヤマは、 信 じられずに、ぼうぜんとしている。
‘い、いったい、 何 が 起 きたんだ?おれの、ロボットが……。 今 まで、 負 けたこと、なかったのに……。’
ヒロは、にっこりと 笑 っていった。
‘ぼくも 勝 てるなんて、びっくりだよ。まぐれだよね。もう 一 回 やる?’
ヤマは 怒 りだした。
‘おまえ、なんか、いかさましたな!
リトル・ヤマが 負 けるわけねえ!そのロボットを、よこすんだ!’
ヤマは、 手 下 といっしょに、ヒロにつめよる。
‘おじさんの 気 持 ちはわかるけどさ。ぼくは、ロボットを 作 るのが 得 意 なんだ。なんなら 勝 てるロボットの 作 り 方 を、 教 えてあげてもいいよ。’
しかし、ヒロは、 大 男 たちに 追 いつめられてしまった。
‘だ、だからさ。ぼくは、いかさまなんてしてないんだ。おじさんのロボットが、ガラクタだったんだよ。’
‘つべこべいうな。ほら、おまえのロボットをよこせ!’
ヒロは 自 分 のロボットをヤマにわたした。
‘おまえら、あいつをぶちのめせ!’
ヤマが 手 下 にいった。そして、 手 下 が、まさにおそいかかろうとしたその 時 、とつぜんバイクが 乗 りこんできて、ヒロとヤマの 間 に 割 りこみ、 急 停 止 した。
ヘルメットをかぶってはいたが、 兄 のタダシだとわかった。
タダシは、ヒロをうしろの 座 席 に 乗 せると、ヘルメットをわたした。
‘えっ、これ、かぶるの?’
ヒロは、いやそうに 返 事 した。
‘しっかり、つかまってろ!’
タダシは、ヒロがヘルメットをかぶると、バイクを 急 発 進 させた。
ヒロはリモコンを 使 って、 自 分 のロボットを 呼 びよせ、ぎゅっと 手 にかかえた。
‘ 返 してもらうよ。これはぼくのだから。’
それと 同 時 に、バイクは 倉 庫 から 飛 びだした。